日ごろ何気なく髪に対してやっていることが、とっても頭皮や髪を傷めているって知ってますか?頭皮が健康でなければ綺麗な髪は育ちませんので40代になったらかなり注意が必要です。

ヘアケアで以下のようなことはしていませんか?
- アイロンやコテを毎日使う。
- 面倒だから髪はいつも自然乾燥。
- ゴシゴシ洗いじゃないと洗った気がしない。
- 日焼けなんて気にしない。
- ガッチリとしたセットで夜まで崩れない。
どうでしょうか?たとえば、巻き髪にするのはかわいいですよね。でも朝にコテで巻いても夕方まではなかなかもちません。夕方まで持たせようとコテを長時間あててガッチリとセットしてスプレーなどでバッチリ固めればOKと思って実行していませんか?
もし、そうなら、この毎日のコテやスプレーを使うことが、髪にはかなりの負担になっています。またスプレーなどは髪だけでなく頭皮にもついしまっていて、その洗い残しなどがあれは頭皮にも負担になります。
ひどくなると毛穴のつまりの原因になって炎症を起こしたりもするわけです。
ちょっとしたヘアケアでも髪や頭皮に意外と負担が重なっているんですよね。
ヘアカラーの危険性とは?永久染毛剤で白髪染めするリスク
ちょっとしたヘアケア製品でもあまりよくないのに、市販のヘアカラーや美容院で染めてもらう白髪染めは、当然刺激成分を含んでいるので、そのまま直接髪や頭皮に塗るのでいいわけがありませんね。
ヘアカラーは過酸化水素といった脱色剤を使ってメラニン色素の色を抜き、それから黒や茶の色を入れていくという2段階の染め方を使っています。どちらの段階でも毒性の強い薬剤が含まれるので安全ではありません。
ヘアカラーを選ぶときにチェックしてもらいたい成分
美容院で染めてもらうならいろんな保護をしてもらうのでいいですが、自宅でセルフ染めをする場合、以下の成分が入った白髪染めには注意しましょう。
- 防腐剤(パラベン類、メチルイソチアゾリノンなど)
- 酸化防止剤(没食子酸プロピル、ハイドロキノンなど)
- 金属封鎖剤(エチドロン酸など)
- 日焼け止め(オキソベンゾン-3、エチルへキシルトリアゾンなど)
これらはどれも危険性があります。あまり聞いたことない成分もあるかもしれませんが、箱に書いてある成分表と照らし合わせてみてください。
1つでもあれば要注意です。とくに頭皮アレルギーのある人は絶対に使わないようにしましょう。
別に飲むわけじゃないから大丈夫なんて思う人もいるかもしれませんが、髪や頭皮に塗ると皮膚から浸透してしまいます。毎回ヘアカラーするたびに飲んでいるのと同じことをしています。
体に入った毒はどうなる?
ヘアカラーをしたからと言って毒性のある成分がそのまま体に入り込むわけではありません。ずっとヘアカラーを使っているけれど別になんともないという人がほとんどではないでしょうか。
でも確実に少しずつ体に蓄積していき、ある日突然、白髪染め中に頭皮が痛い、となります。
ヘアカラーの成分の中で一番注意したいのは?
ジアミンと呼ばれる化学染料(発色剤)には、慎重に取り扱いが必要です。主に、フェニレンジアミンやパラフェニレンジアミンなどがあります。
ジアミンアレルギーで起こす可能性のある症状
- 発がん性
- アレルギー性接触皮膚障害
- 虚脱状態
- 腎臓障害
- 遺伝子の突然変異
- 呼吸困難
今は何ともなくてもこれらの症状が突然起こることがあるので、注意しましょう。また一度ジアミンアレルギーになると、二度とヘアカラーで白髪染めやおしゃれ染めをしてはいけません。
ジアミン成分が含まれていないヘアカラートリートメントを使って染めるのは大丈夫です。
髪の脱色剤も怖い成分
ヘアカラーは髪の脱色→染色という2段階の行程があります。この最初の脱色のときに使われる薬剤が、過酸化水素水です。オキシドールと言ったほうがわかりやすいでしょうか。
昔怪我をしたときに、保健室に行ったときにオキシドールで消毒をしてもらいましたよね?塗ると泡がシュワーっと出てすごく痛かったのを覚えています。
まさにあれを髪や頭皮に塗っているのと同じなんです。普通髪に塗るなんて考えもしませんが、ヘアカラーには入っているのでしっかりと塗っています。
生え際などがヒリヒリしたりします。あれも過酸化水素水の仕業です。なので頭皮にはつけない方がいいのですが、自分で染めるときは、頭の上部分や、後ろなどは難しいですよね。
しっかり1回で染めたいからとか、色ムラを作りたくないからと規定の時間より長めに置いたりするとそれだけ髪や頭皮はその刺激で傷ついていると思ってください。
ヘアカラーは知れば知るほど怖いということが分かったでしょうか。(でも、最近は刺激の強くない脱色があるという美容室もあるようですが、ちょっとそちらはまだ研究不足でわかりません。)
ヘアカラートリートメントは1週間程度しか髪に色が入りませんが、この毒性がまったくありませんので、安心して何度も使えます。
完全に美容室で染めるのをやめてしまうのではなく今まで毎月染めていた人はせめて半年に1回程度におさえて、4か月間は自宅でヘアカラートリートメントで染めるというのがおすすめです。